「雫石高級時計工房」発機械式腕時計の12振動ムーブメントの開発
今回の12振動ムーブメントの組み立てを担当した雫石高級時計工房は、SIIの全額出資子会社で腕時計の製造を行っている盛岡セイコー工業株式会社(略称:MSI、社長:西郷達治、本社:岩手県岩手郡雫石町板橋61-1、電話:019-692-3511)内に2004年9月に設置されました。手作りの高級機械式腕時計を生産し、機械式腕時計の歯車などの部品製造から完成品の組み立てまでを一貫して行える国内で唯一の工房(マニュファクチュール)です。
SIIは1937年の創業以来、絶えることなく機械式腕時計の製造を行っており、これまで培ってきた機械式時計の設計技術、雫石高級時計工房の時計技能士による組み立て能力等を活かし、今後も機械式腕時計の新たな可能性を追及していきます。
雫石高級時計工房の時計技能士による高級機械式腕時計の製造
雫石高級時計工房には、現代の名工に選ばれた桜田守氏、照井清氏をはじめとして19名の時計技能士が在籍し、
高級機械式時計の製造に携わっています。時計技能士の高い組み立て技術により、高精度・高性能・高品質の
12振動ムーブメントの組み立てを実現しました。
部品一つひとつに丁寧な仕上げを施した高品位ムーブメント外観
実際身に着けたときに、がんぎ車やアンクルが高速で動く様子を堪能していただけるように文字板に窓を設けました。世界に誇れる最高の時計を作りたいという設計・技術者によって、部品の一つひとつ、見えない細部にまで妥協を許さない丁寧な仕上げを施し、高級品にふさわしい気品あるムーブメント外観となっています。
文字板側から見える地板ブリッジ形状は、雫石地方の湖、御所湖(ごしょこ)の水鳥が羽根を広げ優雅に舞う姿をイメージしました。