GSX600シリーズの最初のラインが「GSX600」です。「ワンス・アポン・ア・タイム(昔昔・・・)」という愛称をもつラインです。
GSX600ラインのコンセプトは、普遍の形にアイディアを詰め込んで細部のデザインを表現することです。
しかも、最新ムーブメントを搭載したものとなっています。
使い心地と道具的な感性を存分に堪能できるものとなっています。
○ 自動発電式ムーブメント「AUTOGENA」搭載
○ フル充電で6ヶ月の駆動
○ 平均月差±20秒
○ レザーストラップ(ドイツボックス・茶/裏地イエローソフリナシャル)を付属
○ ケースはサテン仕上げ(ベゼルはポリッシュ)
○ 片面無反射コーティングのハードレックスガラス
○ ブレスバックルはバタフライバックル
□ AUTOGENA(オートゲイナ) □
オートゲイナとは、腕の動く力で内部の機械を動かし、その動いたことによる摩擦で電力を起こし、それをムーブメント内に蓄電する システムで、その蓄電した電力で時計を動かす、「発電式クォーツ」のことです。
自動巻きとクォーツの特長をもった「オートゲイナ」は半年に一度、フル充電にすることによって、理論的には半永久的に動き続けるこが可能 な「自己完結エネルギーシステム」です。 (注意・故障などは修理が必要です)
2006年02月12日(日)WBSにGSX600がでていました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/
にいっていただいて、「ハイライト」⇒「DATEBASE」⇒「2/7」
「修理専門店人気のワケ」をくりっくしていただくと、GSX600に針をつけている写真を見ることができる。
これは2/7の特集で秋田県の「協和精密」に取材が入った際の映像の一部である。
協和精密は、GSX600などの時計の生産を行っているが、ここだけの話し、世界一の金属加工技術をもっていると僕は考えている会社である。
もちろんどんな時計もここがつくるわけではない。
セイコーのトップモデルなど、本当の意味で匠の技を必要としている時計の生産をしている。
ここの技術の最高峰は「磨く」という点である。
美しく磨く。人が磨く。その国内トップファクトリーである。
GSXの時計はここで磨かれているものがいくつかある。
600のような、本当に磨きが命のブランドにとってなくてはならないファクトリーであるわけだ。
今回の取材はまさにその究極をテレビで紹介したものだった。
唐突にGSXがでてくるが、一応、ロゴにはぼかしが入ります。
修理ということで、どこまで磨けるのかということを紹介したものでその工場の紹介にGSXの生産工程が映る。
こんな話しをなんでしたかというと、最近GSXはこういうニュース映像でよく使われることが多い。
今回のように当社に関連している会社の取材が増えているからである。
よってお客様から、メールが届くこともあるが、すべてのテレビを知っているわけではなく、わからないこともある。
日本の技術が逆襲をはじめた。中国などの安い労働でできるものではなく、日本の高い技術で、将来まで約束された、そして味のある精巧な技術品・工芸品。
人は安くて似たものではなく、高くても質の確かな、魅力の確かな独特なもの、特別なもの、個性的なものを求め始めた。とくにメイド・イン・ジャパンをただ最終工程のみ日本で作ったからではなく、本当に日本で手間をかけることに価値観を見出してきた。
GSXの関連する会社はそういう頑固な会社であって、そういうつながりをセイコーやシチズンがつくってくれた。
とくに600などは、ガランテを企画している千田がかかわったモデルであるが、ガランテの成功もそういう点でこだわりがあったからだろう。
GSXはそういうことで、とても有名になってしまった。
しかし、今年から、ちょっとひとつ、変わってみようと思っている。
カジュァルのGSXと大人のGSXへと分離していくことになると思う。
※発売当時談