GSX600シリーズの最初のラインが「GSX600」です。「ワンス・アポン・ア・タイム(昔昔・・・)」という愛称をもつラインです。
GSX600ラインのコンセプトは、普遍の形にアイディアを詰め込んで細部のデザインを表現することです。
しかも、最新ムーブメントを搭載したものとなっています。
使い心地と道具的な感性を存分に堪能できるものとなっています。
○ 自動発電式ムーブメント「AUTOGENA」搭載
○ フル充電で6ヶ月の駆動
○ 平均月差±20秒
○ ブレスバンドはバタフライバックル
○ レザーストラップ(コードバン・黒/裏地グレーソフリナシャル)を付属
○ 片面無反射コーティングのハードレックスガラス
□ AUTOGENA(オートゲイナ) □
オートゲイナとは、腕の動く力で内部の機械を動かし、その動いたことによる摩擦で電力を起こし、それをムーブメント内に蓄電する システムで、その蓄電した電力で時計を動かす、「発電式クォーツ」のことです。
自動巻きとクォーツの特長をもった「オートゲイナ」は半年に一度、フル充電にすることによって、理論的には半永久的に動き続けるこが可能 な「自己完結エネルギーシステム」です。 (注意・故障などは修理が必要です)
VIEWが配布されはじまり、今回の音源とストーリーと時計の融合はなかなか好評で、質問もたくさんいただいています。
もうまもなく発売される「600BTS」「600BBK」ですが、タイムリーな質問で、600シリーズはどんなイメージでつくったのかという複数質問がありました。
600のテーマは「懐かしくて新しい」というものですが、これは古くて新しいということではありません。
新しいのに「懐かしい」なにかという意味です。
で、僕は600は70年代とても意識して、現代のものをつくりました。
そのときの自分のイメージは「華麗なる賭け」。
スティーブ・マックイーンの犯罪映画です。
近年「トーマス・クラウン・アフェア」という題名で、ピアーズ・ブロズナン主演でリメイクされましたが、どちらにも使用されていた曲に「The Windmills of your mind」というものがあります。
かなり僕はこの曲が好きで、映画もすきになっちゃったようなものです。
この曲はとても600のイメージに合っていると思います。
この曲イメージして、海の桟橋のポストカードもデザインを指示しました。
もうひとつは「シャレード」ですね。ヘンリー・マンシーニ作曲のもので、映画「シャレード」のテーマ曲です。
映画はオードリ・ヘップパーン主演で、ちょいコメディのラヴ・サスペンスです。
この系統で、ずっとあとですが、ゴールディ・ホーンという女優がでてきて「ファール・プレイ」という映画がありました。 「シャレード」の系統の「ラブ・サスペンスちょいコメディ」です。
とても面白かったですが、いまどきもう次世代ディスクという時代にいまだDVDにされていない。。。
しかし、この系統の映画はテーマ曲がとてもよい。
「ファール・プレイ」の主題歌はバリー・マニロウの「愛にいきる二人」というバラード。
まぁ、脱線しましたが、600シリーズはそんな感じですかね。
※発売当時談