EXP9000GT
・国内最高峰の機械式クロノグラフムーブメント「6S78A」をベースとしています。 このムーブメントはセイコー・クレドールに搭載されているものです。
・シースルーケースバック、クロノグラフでありながら、防水性能は20気圧防水を誇ります。海辺での使用もできる、本格的機械式スポーツ&ラグジュアリーウォッチです。※ダイバーズウォッチではありません。
・316Lステンレススティール、サファイアクリスタルドームガラス(内面無反射コーティング)など、視認性、耐久性、使用感を兼ね備えた、素材に最上級の品質を求めました。裏のガラスもフラットなサファイアガラスとなっています。
・現在では希少な全パーツの国内生産。さらに、工程を国内で100%行うなどピュア「メイド・イン・ジャパン」にこだわっています。
・全ての外装パーツはこの時計のためにつくられたものです。よって、一切、他社の時計のパーツなどの代用はしていません。
・世界で最も明るい光度をもつ夜光を設定。海中、夜間、暗闇の視認性を確保しています。
・リューズには「潜水艦」のマークが刻印されます。この刻印はGSXの20気圧防水時計に使用されています。
・文字盤は1000GTに引き続き「ブラックマイカ」仕様で一枚一枚丹念に作られています。
2001年12月、EXP1000GTの誕生から始まったGSXの高級ライン「エクスペクテーション」。 その第二シリーズが「9000シリーズ」です。 9000シリーズの最高峰として今回登場するのは「自動巻き・クロノグラフ」です。シリーズの最高峰には「GT」の称号がつきます。「エクスペクテーション」は、近年勢力を伸ばし、確実に市民権を得ている「舶来高級時計」に対しての挑戦です。 もちろん、まだ私たちは世界に通用するとは思っていません。しかし、挑戦をし続けなくてはなりません。 メイド・イン・ジャパンとはなんなのか? マニュファクチュールとはなんなのか? 日本の時計に不足しているものは何なのか? それを追求していくのが「エクスペクテーション」です。 時計は決して、時間を知るためだけのものではありません。 世界の時計はそれを知っています。 香港・中国では、世界の時計工場として規模を拡大しています。 低価格の時計は、多くの時計をファッションとしてとらえる若者に気軽に、まさしく、 駅の売店でも買えるようにつくられています。 それが、果たして間違っているのかというと、そうではありません。 欧州では、職人のつくる芸術性をうちだしたり、マニュファクチュールとしてのムーブメントの生産に 情熱を注いだり、さらには人よりも優れている部分は機械にまかせ、人がやるべきところは人が行う 革新的な時計づくりが行われていて、更にはそれを高感度な位置で、ファッションやブランドの戦略の機軸におくこともあり、そのほとんどは時間を知るため以外に費やされています。
日本の時計はどうなのか? GSXは、時間を知る機能以外の「何か?」をやはり追求してきました。 そして、エクスペクテーションは、その高級舶来時計としてのひとつのあり方を目指したものです。 例えば、ムーブメントだけが最高ではなく、それを納めるケースも最高の材質と最高の品質を目指しました。 ここでいう最高とは高級という意味合いであることよりも、最適といういう意味合いであることを意識しました。 例えば、伝統・歴史のある、舶来時計と同じ土俵で戦ったところで、どんなにいいものを作っても勝ち目はありません。 だから、いいものをさらにリーズナブルで手に入れられることを考えて企画してきました。 そこで、一貫生産できるものは、次のエクスペクテーションで使うことを前提とし、諸経費を削減したり、 デザインでの特徴を打ち出し、誰もができるものではない、大きさと重さを融合しました。 私たちが作りたかったものは、誰もができる、好む、一般レベルの標準品ではなく、好き嫌いが極端であろうとも、 迫力とパフォーマンスに溢れた「生活を豊かにすることのできる道具」です。 小さいメーカーだからできること。 小さいメーカーだからできないことをいかに克服していくのか。そして、多くの人に知られていないブランドとして、あり続けること。 ブランドで選ばない、モノの本質で選ぶ人のための時計であり続けること。 人に興味をもたれ、あなたが磨いていくのが「GSX エクスペクテーション」です。 自分を磨く人のための時計です。 ※発売当時談