クォーツ式のグランド・コンプリケーション(複雑機構)ムーブを搭載し
最高品質の素材を施したGSXブランド最高峰シリーズ
初代「GSX1999BOLLARD」から1年。「GSX2000」が発売されました。
GSX2000の特徴は”黒IP加工”と”カーボンファイバー採用の文字盤”、そして”新開発UT夜光(立体式個体夜光)”です。
針数の多いグランドコンプリケーションは日付が読みにくさがありますが、今回のGSX2000は、月、日の2つの針のみを“赤”にしているため、格段に視認性が向上しました。
デザインも、前作が”フライトウオッチ”だったのに対し、GSX2000は”スピード・コントロール”。F1などのサーキットを強く意識したデザインとなっています。
【主な機構・特徴】
01.永久カレンダー
02.ミニッツリピーター
03.ムーンフェイズ
04.航空回転計算尺
05.スプリットセコンド式クロノグラフ
06.閏年表示
07.24時間表示
08.服の上からも装着可能なラチェット式バックル
黒IPはGSXのオーナーならご承知の通り、質感、厚さ共に優れた特殊加工。GSXのお株である。カーボンファイバー文字盤は、インダイアル部分を別途生産し、2つの文字盤を合わせる作り方。そのため、非常にインダイアルが見やすい。特に針の数が多いグランドコンプリケーションは、日付をどの針で読めばいいのか考えてしまうことがよくあったが、今回のGSX2000は、月、日の2つの針のみを”赤”にしているため、格段に視認性が向上した。無反射コーティングされたサファイアクリスタルドーム ガラスから覗くカーボンファイバー文字盤も非常にクリアーだ。
だが、そんな特徴以上にGSX2000で最も注目すべき点は、世界初の搭載となる”夜光”にある。日本では規制によりトリチウム塗料は基本的に使用できないため、現在、日本で最も強い夜光はセイコー系の”ルミブライト”といわれている。それに対抗して、GSX2000が搭載するものはシチズン側が新たに開発。今回は試験的な採用でもあり、どの状態が一番適しているかを検討する意味もある。明るすぎてもダメだし、そのため発光時間が短すぎてもいけない。普通の夜光と大きく違うのは、溶液を塗布するのではなく、固体の塊を造型し、貼り付ける点。よって文字盤の数字などが盛り上がって、立体感を持つ。反面、固体はまだ中に穴を開けたりできないので、”0””8”などの数字は二分割して作ることになる。
こうしてGSX2000は、GSX1999とはまったく異なる特徴を持った。
テーマも、前作が”フライトウオッチ”だったのに対し、GSX2000は”スピード・コントロール。F1などのサーキットを強く意識したデザインとアイデンティティを持つ。
同じ心臓と同じボディーながら、両者は”別モノ”なのだ。