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2005年05月21日(土) バットリピーターはどうなのか?検証! お客様からいくつか投稿! バットリピーターについての質問があります。 ・207系だと、価格的に差が17000円あるがその差はなに? ・ボックスなどはどーなっているのか? ・●●●はGSXのロゴマークなのか?それてともバットマンのマークなのか? などなどちょっと反響が大きくてちょっと意外???なうれしさ。 そこでちょっとだけここでお知らせいたします。 まず、このモデルは実はたくさんの まず、207系は確かに「72,450円」で、差は16550円あります。しかし、その差に関しては、僕としては9万円台にはしたくなかった というだけのことで、実は9万円台も仕方がないというコストでできています。 まず、バットマンとのコラボレートということで、そこにはライセンスフィがかかります。また、99本だけにしたことで、いろんな特殊パーツが割高になっています。 じゃ多く創れよ
というでしょう。 さて、それが結論ですが、では細かく何が違うか、何にこだわったか をお話ししましょう。 まず、今回のバットマンは、当初から2~3本を予定していて、 バットリピーターは当初から「格好よくできそうならば、映画公開 に間に合わなくてもいい」ということで、じっくりとやってきました。 「コミック色であるカラフルさと妖しさをテーマとしたもの」 当初は「ボラード」で考えていたのですが、それだと価格が20万 を越えてしまう。 ならば現在ある207系でと考えました。 ただ、みなさんもご存知とは思うが207系はすでに生産をここ 一年していないため、定価の変更をしていないもので、つまり、 GSXのモデルは生産後、一年は最低、価格を据え置き価格で販売し ていて、つまり最初の価格はあくまでもお試し価格になっている のですが、実は207系はそのままの価格で販売され続けていたものなのです。 GSXの考え方として、たとえばDVDなんかだと、後から購入される 方のほうが得だったりする。 それも特別編になったりしてね。 これはプロボイでも昔に紹介しましたね。 はたして時計はそれでいいのか?と思ったわけです。 まぁ売れ残った場合は仕方ないし、502のように価格を安くできる 場合もあります。確かに。 ですから確定はできないけど、できれば、早く買っていただいた 方がお得な方がいいかなと思い、定価をつけて、それよりも10%程度価格を割り引いて、それを最初の販売時の価格にしています。ですから、すこしたったり、三回目くらいの生産に入ったら、 基本的に今までのコレクションは価格をあげているのです。 ここだけのはなし、店舗によっては、最初の納入率が80%だった という店舗もあります。 これは1997年当時の店舗で、なんでかというと、500シリーズが 2万円だったとき、生産コストは16000円だったからなのです。 だから本当に好きな店舗がやってくれていた状態で百貨店などに は「大笑い」されていました(掛率の高さに)。 今でもGSXは他のブランドよりも高いと思いますが、それはどうしても コストが自分たちの考えるものをやると抑えられないのに、定価はあげたくないという考え方できていたからです。 そして207系のテーマはというと、当時安いグランドコンプリケーション が氾濫していたときに「GSXは最高級価格帯と最低価格帯を発売す る」ということでした。 このテーマは「高いものと安いものの違いを一つのブランドが創る、 そして示すことで、なるほど、だから価格差があるのか」ということ を明確にして、安いから悪いのではないし、高いからいいのでは なくて、GSXが価格帯で本当にいいものをつくりましたということが目的だった。 日本の産業の価値観は「大きくて」「頑丈」というのが1980年代 までのトレンドであったが、1990年代は薄いことだったりした。 時計では「いろんな機能」がつくことを価値観としてきたが、 グランドコンプリケーションはまさにそういう時計だった。 しかし、同じムーブメントをつんだら、それで価格差がある場合、 高いものが何で?というのが、時計流通での顧客の考え方である。 だから日本ではねいいクォーツとほんとうに1000円のクォーツと を同じに見て「なんだクォーツか」という人が驚くくらいいる のが1999年頃の現実だつたのです。 僕がやりたかったことは、 だからブランドで、最高と最低の二つの価格帯を発表しなくては いけなかったわけです。 そしてどちらも 最高レベルの価値観 であるという意味でする。 よって価格をつけるときも絶対に最低価格でなくてはいけなかったしインパクトもほしかったわけです。 そこで当時の税抜きで69000円をつけたのです。 他社の同じランクのものが78000円前後でしたので、インパクト は大きかった。 さらに、ボラードは当時の価格で138000円(税抜き)ですから、最高 価格です(他社ででていたもの20機種くらいの中で)。 ですから、僕たちはただ定価の安いものを創ったのではないという 自信もあったわけです。 つまり、当時の価格がとてもリーズナブルであったのです。 もし今、同じものをだしたとします。 たぶん75000円以内では発売できません。 GSXだと、それでも安くしたいから、たぶん79000円となるのでしょう。 9で終わるものは苦肉の策です。マジで。 スマートで、ブラックのモデルを今まで出してこなかったのは、 一番の理由が、コストが違いすぎたからです。 今回、黒いケースを207系ではじめてやりますが、これが本当に 差がある。 904とかだと、流線型ボディの成型で差が大きくあるので、黒との差があまり価格に出てこないが、スマートは価格差で定価で5000円 くらいになってしまう。 価格帯をあまり作りたくなかったので、黒いものは基本的には限定だけにしてきたのです。 細かくこだわりをお伝えすると以下です。
●●●は、デザインの最終段階で急に思いついたものです。 当初はここに主人公の会社のロゴを入れようかと思ったのです。 彼の会社は商社のようなものだから、モービルもつくれるし、 コスチュームだってつくっているから、時計もと。。。 この時計のデザインの一番のこだわりは、黒と金でシンプルにという点だったから、 そうすると文字盤が間延びしてしまった。 だから、ガラスに●●●を黒で入れることで、デザインになった わけです。 だからこの●●●の意味はといわれても、それは単純な僕の思いつきだけの問題なのですね。 さて、この●●●だけど、実は時計を見てもらうと、思わず、 にやリとしてしまう仕掛けになっている。 今回はなるべく防御するためにも、試作品の展示はしないか、ダミーとして、まったく仕様の異なるものをだすかもしれないな。 |